【麻生要一郎 待望の自伝「酸いも、甘いも。あの人がいた食卓1977-2025」2026年1月14日発売!】

料理家/随筆家としてコアなファンを持つ麻生要一郎、待望の自伝


麻生要一郎さんの半生は起伏に富み、エッセイなどで語られる断片的なピースを、ファンは頭の中でつなぎ合わせるしかなかったのですが、いよいよ著者自らが半生の集大成として綴った本書の刊行は、多くの人が待ち望むもの。

当サイトで連載され人気を博した連載「酸いも甘いも」
食の思い出のエッセイに、それらの時間をつなぐ、
生い立ちから今に至るまでの自伝をたっぷりと書き下ろした力作です。

将来は堅固に固められていた建設会社の跡取りとして生まれたにも関わらず、父親の早逝から運命は大きく転換。
時々の思い出の料理が並ぶ食卓、その食卓を囲む人たちや作ったレシピなどが
まるで狂言回しのようにこの半生の自伝を彩っています。

「母と作った春のちらし寿司」

他人の話であるにも関わらず、読めば自分の思い出と重ね合わせ、困難や悲しみ、難しい局面を硬い拒絶と、懸命の受容で乗り越えてきた著者・麻生要一郎の言葉に励まされる、生きる道しるべともなる一冊です。

本書から心に響く言葉を少しだけご紹介します。短い動画でご覧ください。

●ご予約はお早めに!

■本書の内容
 はじめに/登場人物
建設会社の跡取りに生まれて(カンコンばあばの炒飯/剣道の合宿とカニクリームコロッケ) 父の早逝(ずっと食べられなかったみかん/母に伝えた切昆布の煮物)
 家業継承の放棄、新島の宿(カフェの定番はドライカレー/フレンチトーストが名物だった宿) 母の看取り、千駄ヶ谷の新居(母と作った春のちらし寿司/朝食のパンとコーヒー/おにぎりが小さく 握れない)
 麻生要一郎となる(姉の冷やし中華のある夏/豚の昆布巻きは歳末の味)
 高齢姉妹の息子として(命懸けの塩鰤/お弁当が繋いでくれたご縁)
昔も、今も、これからも。

■麻生要一郎(あそう よういちろう)
料理家・文筆家。家庭的な味わいのお弁当やケータリングが評判になり、日々の食事を記 録したInstagramでも多くのフォロワーを獲得。料理家として活躍する一方、自らの経験を綴 ったエッセイ&レシピ『僕の献立 本日もお疲れ様でした』『僕のいたわり飯』『365 僕のたべ もの日記』(いずれも光文社)を刊行。近著に『僕が食べてきた思い出、忘れられない味 私 的名店案内22』(小社)がある。
麻生要一郎instagram

装丁は「白い立体」吉田昌平、写真は小島沙緒理。カバー挿画は伊藤眸、文章と写真、絵、そして装丁が心地よく調和して「麻生要一郎の強さ」を表しています。エッセイ部分の紙は白、自伝部分は茶色の、ミルフィーユのように層をなす本体がフラミンゴピンクとサターンブラックの装丁にくるまれています。物としての美しさも目を惹く、本好きにはたまらない一冊です。書店で、ぜひ手に取ってご覧ください!